2014年4月19日土曜日

PCB受入れ条件を提示へ(NHK北九州)


 北九州市で行われている有害なPCB=ポリ塩化ビフェニルの無害化処理をめぐって、国が9年間の期間延長を求めている問題で、北九州市の北橋市長は、来週、石原環境大臣と面会し、安全性の確保など受け入れの条件を提示する考えを明らかにしました。
 昭和47年から製造や輸入が禁止されている有害なPCBを含んだ廃棄物は、北九州市若松区など全国5か所の国の施設で無害化処理が行われていて、当初の計画では、今年度末までに処理が終了する見込みでした。
しかし、国は、全国的に処理が遅れているとして、若松の施設の受け入れ量をおよそ6000トン追加し、処理期間を9年間延長するよう北九州市に要請しています。
 これについて、北橋市長は、今月23日に、環境省で石原環境大臣と面会し、安全性の確保や、期間の再延長を行わないこと、それに国としても地域の理解を得る努力を行うことなど、受け入れの前提となる条件を提示する考えを明らかにしました。
 そのうえで、石原大臣からの回答を検討して、受け入れの是非を最終的に判断する方針を示しました。
 北橋市長は「処理期間の延長を要請されたことに市民は大きな疑問を感じており、再度の延長はないと大臣が明言しなければ我々の回答は難しくなる。国に覚悟と決意を問いたい」と述べました。
04月18日 18時48分

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