それぞれのステージで抱える課題や陣容は異なりますが、共通しているのは、自らが信じて進むべき正義をかざした各集団が、時に争い時に大同団結をするという権力奪取・維持の歴史ということ。すなわち、
外様藩、下流武士層、藩閥、官僚、自由運動家、財閥、左翼・右翼政党、軍閥などのアクターが、公武合体、尊王攘夷、尊王倒幕、富国強兵、殖産興業、立憲選挙・デモクラシー、ファシズム・大東亜共栄などのスローガンを掲げて勢力闘争を繰り広げてきた歴史とも言えるように思えます。
今の日本は6つのステージのどこに位置付けられるだろうか、そんなことに想いを巡るには適した良書です。
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