2013年11月28日木曜日

PCB年度内回答こだわらず(NHK北九州)

有害なPCB=ポリ塩化ビフェニルについて国が若松区の処理施設での受け入れ量を増やすよう北九州市に要請していることについて、北橋市長は「市民の意見を慎重に精査し判断したい」として、国が求める年度内の回答にはこだわらない考えを明らかにしました。

PCBは食用油に混入して深刻な健康被害を引き起こしたカネミ油症の問題などをうけて製造や使用が禁止され事業所などで保管されているものは国が、若松区など全国5つの施設で無害化処理を進めています。

しかし、全国的に遅れが目立ち、このままでは国際条約で定められた平成40年という期限までに処理が終わらないことから国は、最も順調に処理が進んでいる若松区の施設で、追加で6000トンの処理を受け入れるよう、北九州市に要請しています。

これについて、北九州市の北橋市長は、きょうの会見で「市民の間に多くの疑問や不安があることを感じている。受け入れに同意するかどうかは市民や議会の意見を集約し慎重に精査した上で判断したい」と述べて、国が求める年度内の回答にはこだわらないという考えを明らかにしました。

11月27日 18時47分

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