本書は、ソフトバンクの孫正義が持つという成功のためのルールを、間近に見てきた筆者が紹介するという触れ込みですが、実際の決断なりがケーススタディで示されている訳でもなく、中立的な検証・批評がなされているわけでもなく、内容は礼賛的で、一般化された表層的な心得なので、特に説得力があるとも言えないものでした。
<ポイント>
- 運をよくしてチャンスをつかむ為には、相手から声がかかるように種まきをする。
- 10年、1年、1月、1週、1日とブレークダウンした目標を持つ
- 小さな成功の積み重ねが自信になる
- 依頼を受けたら即座にやると決め、チャレンジすることをまわりに宣言、細かく自信が持てる単位に細分化し、その単位ごとに時間をかけてじっくり準備する
- ピンチの時こそ、既存事業や新規事業の中で成功している要素を見つけ、それを可能な限り急速に拡大させる
- 日頃会っていない友人から新しい発想やアイデアをもらう
- 幅広い知識や視野を持つため、必要なことは、専門家から学ぶ
- ロールモデルを見つけて、やり方を徹底的に研究・実践する
- 成果が出ない場合、一度撤退し、別のアプローチで再度調整する
- 必ず成功するビジネスモデルがあれば、お金は集まってくる
- どのように事業を維持・発展できるかを常に考える
- 今日できる仕事と明日以降の仕事を分け、前者だけをすべてやり尽くす
- リーダーシップの基本は、目標を決めて役割を振って、責任を取ること
- 失敗する可能性が高いプロジェクトこそ、進んで参加する
- 企画力は、面白いキーワードを気楽に組み合わせることから養う
- 定例会議を進捗管理のペースメーカーとして活用する
- 難しい資料は一泊二日で、一日目に全体を荒削りで、二日目に細部を仕上げる
- 押し付けられた仕事こそ何かを学ぶつもりで全力を注ぐ
- 仕事は個人ではなく、プロジェクトとして引き受け、その観点から何ができないかを知り、必要があらば外部から人を連れてきて解決する
- 会議は情報と決定事項に分け、取りまとめた内容(合意・決定事項、議事録、次回日程含む)を成果物として可視化する
- やりたいことには積極的に口を出し、言葉にしたことは必ずやり遂げる
- 反対意見は考えるきっかけとしてしっかり聞き、説得できるまで企画を煮詰める
- 自分の意図は変えずに、周りの人と合意できる案を探す
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