2012年9月22日土曜日

【書評】相手を動かす会話術(松本 幸夫)



本書は、会話・対話の中で誰でもできる60のコツを紹介するもので、研修・セミナーで出てきそうな類の話です。例えば、

・第一印象が決まる初対面の3分33秒は、相手をとにかく否定しない
・初対面の相手の心をつかむマジックワード:「ぜひ一度お会いしたかったんです」「お会いできて光栄です」
・いつもより相手に近づいて話すと、いつもより早く親しくなれる。
・相手が落ち込んでいる時は、「よくやったね」など、「あなたの努力は私が見ていました。認めています」と伝えて、ほっとさせてあげよう
・忘れられない人は、熱意が違う (ビジネスの根底にあるのは人と人との結びつきや感情)
・誰もがノーとは言えない質問法: 「○○さん、そう思いませんか?」
・人を動かすお願いの仕方: 「あなたしかいない」「君にしかできない」
・「・・・と思います」と安易に使うな: 自身がある人の言葉を人は信じる
・3つのSで相手のプライドをくすぐる: ①さすが! ②すごい! ③信じられない!
・ピクチャートークを心がけろ: 相手にビジュアル的に想像してもらうため、イメージを膨らませる「色」、擬声音であらわす「音・手触り」、親近感を増す「匂い」や「味」を話に盛り込む
・大勢の人前で話すときの鉄則: 「あなたひとり」に一対一で話すようにすれば、相手は共感してくれる
・ほめ方の3つのポイント:①なるべく細部まで具体的に、②ほめる所は一つに絞って、③場合によっては本人ではなく周りに対して、褒める
・重要な発言の直前は、5秒の間を空ける



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