2014年1月21日火曜日

PCB施設「安全対策徹底」(NHK北九州)

北九州市の施設での処理量を当初の想定よりも増やすとしている人体に有害なPCBの処理計画の見直し案について、環境省は、プラントの設備の更新など安全対策を徹底することで、市民の理解を求めていきたいとしています。
PCB=ポリ塩化ビフェニルは、変圧器などの絶縁用の油として使われていましたが、食用の油に混入して健康被害が広がったカネミ油症の問題を受けて、昭和47年に製造と輸入が禁止され、北九州市など全国5か所の国の施設で、無害化する作業が進められています。
21日は、北九州市若松区の処理施設で、半年に1度、PCBの処理状況を報告する会議が開かれ、環境省の担当者が全国的な処理の遅れを受けて若松区の施設での処理量を当初の想定の1点6倍に増やすとしている計画の見直し案を説明しました。
この中では、プラントの制御機器の更新や溶接部分の補修を進めたり、PCBを搬入する際の走行ルートを限定し、必ず先導車をつけるなど安全対策を徹底することで市民の理解を求めていく方針が示されました。
北九州市は、受け入れの可否を判断する材料の1つにするため、22日、若松区で市民も傍聴できるシンポジウムを開くことにしています。
01月21日 18時57分(NHK北九州

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