2013年12月10日火曜日

PCB処理期間延長で説明会(NHK北九州)

 北九州市にある有害なPCB=ポリ塩化ビフェニルの処理施設での処理量を当初より増やすとした国の計画案について、北九州市は市民の意見を聞くための説明会を開き、参加者から運搬中の事故対策を求める意見などが出されました。

 深刻な健康被害を引き起こすPCBは現在、製造が禁止され、国が若松区など全国5か所で無害化処理を進めていますが全国的に遅れが目立ち、国は、設備が充実している若松の施設での処理量を増やす計画案を新たに示し、市に受け入れを要請しています。
 この計画案について北九州市では市民の意見を聞くための説明会を先月から開いていて、10日、門司区の市民センターで開かれた説明会には地元の住民など10人が集まりました。
 この中では市の担当者が国の計画案の概要を説明した後、質疑が行われ、参加者からは門司区を通過して運搬されることになるが交通事故への対策はできているのか、処理施設の地震対策はなされているのかなどの質問が出されていました。
 参加した70代の男性は「都市高速の近くに住んでいるので事故が気がかりです。市には議論を尽くした上で結論を出して欲しいと思います」と話してました。
 北九州市ではこうした説明会で出された意見を参考に国の計画案を受け入れるかどうか、慎重に判断する方針です。
12月10日 20時39分

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