2012年7月28日土曜日

Sarah Summer

At the green park 湘南台公園
With Japanese fan うちわ

                              
Bikini 水着
  At the child care centre 児童センター





2012年7月24日火曜日

【書評】人を傷つける話し方、人に喜ばれる話し方(渋谷 昌三)


人を傷つける話し方、人に喜ばれる話し方 (WAC BUNKO)は、自分の話し方を客観的に捉えて、相手への伝わり方(自分の気持ちが相手に誤解されて伝わらないようにする)を意識することの必要性を述べたもので、書いてあることは一般的ですが、胸に手を当てて考えさせられる指摘もありました。

<印象に残った内容>

・話し方のオン・オフの切り替えが得をする
・話し方:状況に応じて話すスピードを変える、信頼を求めるときは低い声、抑揚の付け方、視覚効果が重要
・ありがとう、ごめんなさい、おはようございます、大丈夫ですか、を言える人が得をする
・話を面白く:結論を焦らす/インパクトのある結論で掴みはOK、状況説明や心理描写を省略しない、よく知らない人には身近な話題から、が重要

・「要するに」、「つまり」が口癖の人=その場を仕切りたい人
・あいまいな話は、出来ない人に思われる
・昔の失敗を蒸し返さないこと
・安易に「がんばれ!」とは言わない方が良い
・「上の空」の相槌で、人の心は離れていく
・人の好きなもの、楽しいことは否定してはならない
・人のコンプレックスを話題にするべからず
・よく知っていることほど、人にはうまく伝わらない

2012年7月23日月曜日

【書評】What Money Can't Buy / それをお金で買いますか (マイケル・サンデル)



What Money Can't Buy: The Moral Limits of Markets / それをお金で買いますか――市場主義の限界は、政治哲学者である著者が、サブプライムローン後の今こそ、市場絶対主義をモラル面から問い直す必要があることを問題提起するもので、倫理の欠如した経済原理やその実際例は大変興味深い内容で、環境政策にも大いに関係があり、常に念頭に置いておく必要があると感じました。

<ポイント>
・1980年代から、「市場経済という効果的なツールを持った」社会から、市場価値が私達の生活・活動のあらゆる側面に浸透する「市場化された社会」に変わりつつある。
(例えば、快適な独房へのアップグレード、代理妊娠、米国に移住する権利、かかりつけ医の携帯番号、自分の子どもを有名大学に入学させること、などもお金で買える。)

・このため、市場の役割、特にどのようなグッズを市場で売買し、一方、非市場的な価値に委ねるべきか、という市場の倫理モラル)面からの限界を考えることが重要。なぜならば、すべてを市場化することは①富める者とそうでない者との「不公平」、②市場価値が気にかけるべき非市場価値を締め出すという「腐敗(corruption)」の2つ面から問題があるからだ。

・環境関係でも、
① 黒サイやセイウチをハンティングする権利を売買することは、絶滅が危惧されている同種の数を管理し、増やすことに成功しているが、スポーツとして野生動物を殺すことを認めているのに等しいので、倫理面から物議を醸す。

② 炭素を大気中に排出する権利(市場取引が可能な汚染排出権)を売買することやカーボンオフセット(排出行為を他の埋め合わせ行為で相殺する)は、中世の教会が大聖堂の建設を目的に販売した免罪符のように、汚染排出行為を是にする『甘やかし』で、悪い行為を抑制するのではなく逆に増長させることに繋がる、という懸念もある。

③ 核廃棄物処理場の受入れを表明したスイスの村の人達に対して、経済的なインセンティブを与えると約束したところ、当初支持すると表明していた人が25%に減少し、これはインセンティブの額を上げても変わらなかった。これは、非市場価値に対しては、通常の市場経済では想定される「価格効果」が機能しない場合があるだけでなく、公益へのコミットメントを含めた道徳的な配慮を歪めることさえ、あり得る。このケースでは、反対に回った住民は経済的インセンティブを「賄賂」と捉えていた。

⇒ 上記を踏まえれば、環境政策でも以下のとおりと言えるでしょうか。

Ⅰ.既に倫理的・道徳的に取組みが浸透している場合に後追い的に経済インセンティブを設定することはそもそもの倫理・道徳感を萎えさせてしまうので、注意が必要。

Ⅱ.むしろ、倫理的・道徳的な配慮が未だ醸成されていないが、改善すべき経済活動に対して経済インセンティブを設定することにより、その活動に価格効果と社会的メッセージを与えることが考えられる。

2012年7月17日火曜日

【書評】Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学(ケン・シーガル)


Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学は、PR会社で働く筆者が、ビジネスパートナーの故スティーブジョブスをクライアントに、アップルのイメージ戦略やiMac、iPod、iPhoneなどの広報戦略を担当してきた経緯から、スティーブの「シンプル」に対するこだわりとビジネスにおける成功を当時の具体例と共に披露する、というスタイルのものです。ジョブスブームに乗ったきらいは否めませんが、内容は基本的に理解できるものでした。


<シンプルさの10のコア要素>


①容赦なく伝える・・・良い内容でも悪い内容でも、残酷なまでに正直に。貴重な時間とエネルギーを節約できる。


②少人数で取り組む・・・新たにプロジェクトチームを作るときは、有能な少人数のグループを形成すること。よりよい結果と高い効率性、士気の向上をもたらす。最終的な意思決定者がちゃんとした形で参加することも重要。


③ミニマルに徹する・・・二つ以上のことを人に伝えようとすると、注意が分散するため、共通項でひとくくりにして、それを強く主張すること。選択肢は絞れば絞るほど、魅力的になる。


④動かし続ける・・・プロジェクトは、少し時間が足りないぐらいが理想的なスケジュール。ある程度のプレッシャーが物事を前進させるし、余裕がありすぎるスケジュールは、多くの意見を求めることになり、自分のアイデアが少しずつ削られて死んでいく。


⑤イメージを利用する・・・あなたの会社やアイデア、製品を象徴するイメージ(概念的・印象的)を使うことで、その具体化(判別しやすくなり、効果的に情報を伝えること)が可能。シンプルで力強い優れたイメージを見つけることが重要。


⑥フレーズを決める・・・堅苦しくなく自然なもので、アイデアを完璧な明快さでシンプルに表現すること。言葉は強力であり、簡潔さと率直さが重要。


⑦カジュアルに話しあう・・・社内や顧客との打ち合わせは、型どおりの会議や形式張ったプレゼンを避け、カジュアルで率直なものにすること。創造的ですばらしいアイデアが多く生まれる。


⑧人間を中心にする・・・数字やスプレッドシートの向こうを見る大胆さを持ち、自分の心に忠実であること。数字に頼るのは大企業病であり、無形のものもしばしば重要な現実の指標である。


⑨不可能を疑う・・・他人に反対されたからといって、妥協してはいけない。自分のアイデアを押し通そう。他人は最初に否定的な反応をするものだと予想しておくこと。自分の独立性と客観性に誇りを持ち、全体の状況の中での事実と意見を評価すること。


⑩戦いを挑む・・・非常時には先手必勝、すべての武器を使って、最大限の努力をすることが必要。フェアな戦いをする必要はない。自分の有利な立場を利用することも厭わない。

2012年7月14日土曜日

【書評】大恐慌を駆け抜けた男 高橋是清(松元崇)



大恐慌を駆け抜けた男 高橋是清は、財務省職員の筆者が、戦前の財政金融政策を引っ張った高橋是清の生きた時代を通じて、国際社会、国内の社会情勢の変化に財政金融政策がどう対応してきたのか(特に軍備拡大の要求に対する高橋是清)、当時の世相なども織り交ぜて分かりやすく書かれている良書だと思います。

<特に興味深かったところ>
① 国際連盟脱退などに関わらず、関東軍による満州事変、特に上海事変がなければ中国との全面戦争、欧米との大戦は避けられたのかもしれなかったこと。
② 現地での利権、資源確保を目的とする意味で当時から経済戦争であったこと。
③ 当時の国民は国際情勢を理解していなかったことから戦争を支持したが、一方で都市と田舎、富める者と貧しい者の格差が拡大し、社会的不満が高かったことも原因となっていたことから、適切に情報を伝えることの重要性と社会不安をなくす努力の必要性を感じたこと。
④ 高橋是清の経験に基づく確固とした考え、毅然とした態度により軍部の強い予算要求にもある程度対抗できたが、その直截的な態度がやがて2.26事件での惨殺につながったこと。



2012年7月8日日曜日

【書評】収奪の星― 天然資源と貧困削減の経済学(ポール・コリア)

収奪の星(表紙)



収奪の星―― 天然資源と貧困削減の経済学は、オックスフォードの経済学者でアフリカ研究の第一人者の筆者が、自然・資源と貧困が抱える問題をこれまでの研究成果を基にまとめたもので、アフリカや世界で何が起きているのか、それらにどう立ち向かうべきかを示してくれるという意味でおススメの良書です。

<ポイント>
・自然+技術+法規=繁栄
・自然+技術-法規=略奪
・自然+法規-技術=飢餓
・自然資本の所有者は本来誰もいない ⇒ 私達は、受け継いだ自然資本又は同等の価値(経済価値)があるものを次の世代に引き継ぐ倫理的責任を負う


【枯渇性資源】
・「資源の呪い」(資源富裕国ほど繁栄を享受できない)は、ガバナンスの低さによるもの
・自然資源活用の4プロセス
① 発見
・潜在的埋蔵量がもっとも多いのはアフリカ最貧国。
・発見プロセス(地質調査)はコスト・リスク・外部性があるため、政府主導で専門の地質調査会社に委託して行うべき。その資金手当は援助(世銀等の支援機関)が望ましい。
② 価値の確保
1)賄賂の防止(国際的な圧力も活用した透明性の向上、資源会社本国での贈賄に対する罰則)
 2)情報非対称問題の解決(採掘権に対する入札制度の導入)
 3)適切な税制の設定(法人税(例:経常利益の30%)+超過利潤(レント)の90%) が必要。
 ・採掘事業の国有化も現在大流行(しかし成功例は少ない)。
③ 収入の使途
 ・枯渇性資源による収入は持続不可能なため、貯蓄率を通常の税収よりも高くする必要(資源豊富な低所得国は、関税と資源の二種類の収入源に依存)。
 ・資源収入は全て貯蓄?⇒先進国であればYes(例:ノルウェー):国際金融市場に投資するなど/低所得国はNo:国内インフラの資本が欠乏(この場合、国内投資のリターンが国際金融市場を上回っているという効率性が重要
④ 投資の実行
・国内インフラ投資=開発(設備導入・構造物建設のうち後者が大半) ⇒ 建設業は鉱業に次いで贈収賄の温床であり、競争入札と汚職防止が重要
・アフリカでは国内投資が低調(リターン率が低いため)⇒投資機会の創出(限界リターンの高め方)
1)公共投資の改善((費用便益分析ではなく)中所得国を手本とした大幅な拡大、都市への投資(都市人口2倍⇒都市労働者の生産性6%向上)、監視と人材の確保)
2)民間投資の奨励(迅速な事業の参入・撤退を可能とする経済政策、構造的な援助)
3)資本財の価格抑制(適切な土地取引の市場整備、政府建設計画策定プロセスの迅速化・非裁量化・透明性向上、建設労働者の技能訓練、輸入財の効率的な荷役設備
・国産財輸送のための幹線道路の整備、市場規模の拡大(近隣国と協調的な関税障壁撤廃による地域規模の市場創出))

【再生可能な自然資産】
・枯渇性資源よりも枯渇する恐れが強い(大量の在庫を抱えなければならないという再生産特有の脆弱性のため)
・効率よく管理するための基準: 自然資産からの収穫=トータルリターン(再生産率+価格変動)が他の投資から得られるリターンと等しくなるようにすることが最も効率的
⇒ 捕獲の権利の割当て、取締り等により漁獲量を制限する必要。
   公海での漁業権は、国連に管理させるべき。


【自然の負債】
・炭素=再生可能な自然負債
・炭素の排出権=免罪符の現代版(排出者は排出の罪から免れ、政府は排出権売却に伴う大金獲得)
・炭素排出の問題: コスト負担をなんとしても避けようという試みと出来るだけ多くの権利を勝ち取ろうとする欲望が議論を支配
⇒炭素を蓄積した責任や補償金の議論はやめ、自然負債をどう管理するか、に注意を払うべき
各国政府が、炭素トン当たり40ドルの同一レートの炭素税を導入することが最も効率よく地球温暖化を解決するやり方。
(量決め方式(国別の排出上限を決めること)は依拠できる原則がなく、非効率かつ不公平)
⇒アメリカ、中国、EU、日本、インドには責任ある行動をとる誘因が十分あり、それ以外の国はフリーライドする誘因を持つため、アメ(例:費用負担)とムチ(例:非協力によるペナルティ(貿易制限))の組み合わせが必要。

【自然と飢餓】
・世界の食料価格は何としても引き下げる必要。そのためには、以下の3点が大事。
1)高度な技術を駆使した大規模なアグリビジネスの拡大
2)遺伝子組み換え作物の禁止撤廃(ヨーロッパ・アフリカ)
3)バイオ燃料(エタノール)生産への補助金打ち切り(アメリカ)

⇒これらの問題に関する情報を一般市民に提供して取り組むボトムアップのアプローチの方が、トップダウン方式より有効(例:ヨーロッパやアメリカにおいては、市民が、炭素税導入や排出規制の実施を求め政府に圧力をかけ、政府はこうした提案を国家プロジェクトとして取り組んでいる)

Green & Flower

グリーンカーテン Green Curtain 

花のリース Flower Wreath