2014年3月3日月曜日

若戸大橋無料化前倒し検討(NHKニュース)

 3日の北九州市議会では、北九州市若松区で進められている、有害なPCB=ポリ塩化ビフェニルの無害化処理についても議論が交わされました。
国は、PCBを含んだ廃棄物の追加の受け入れと、9年間の期限延長を求めていますが、北橋市長は、その是非を判断するには、期限の再延長の有無や安全対策などについて国が明確な説明を行うことが欠かせないという考えを示しました。
その上で「国の責任ある立場の方からのしかるべき対応を求めることも視野に、今後、国との協議を詰めていきたい」と述べました。

 北九州市の洞海湾を挟んで若松区と戸畑区を結ぶ「若戸大橋」について、北九州市の北橋市長は、早くても平成39年以降としていた無料化の時期の前倒しを検討する考えを示しました。
これは、3日開かれた北九州市議会の代表質問の中で、北橋市長が明らかにしたものです。
このなかで北橋市長は「若戸大橋の無料化が実現すればヒトやモノの流れがより円滑になり、市全体の活性化につながる」と述べ、無料化の時期の前倒しを検討する考えを示しました。
若戸大橋は、昭和37年に開通した日本で初めての大型のつり橋で、平成17年に、北九州市が当時の日本道路公団から買い取ったあとは、市の道路公社が管理し通行料金を徴収しています。
 通行料金は、普通車が100円、大型車が150円で、北九州市は、橋を買い取った際の借り入れ金の返済が終わる平成39年12月以降に無料化を検討するとしていました。
 市の道路公社によりますと、若戸大橋のここ数年の年間の通行量は4万5000台前後で、今年度末の時点で借り入れ金の残高はおよそ78億円となっています。
 若戸大橋の無料化を前倒しする場合、料金収入を充てている借り入れ金の返済や橋の維持管理の費用をどのようにまかなうのかという問題が生じるため、北九州市は、新たな財源の確保について検討することにしています。
(03月03日 20時16分 NHK北九州放送局)

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